◇「顧客の行動や思考をあぶりだすユーザーテストワークショップ」 ユーザーテストを介してちゃんと機能するサイトを作る
<内容>
顧客に商品を買ってもらう、サービスを利用してもらうには、まずそのサイトが「ちゃんと機能」してなければなりません。つまり、間違えない・迷わない・理解できるという体験を提供できなくてはなりません。
そうしたサイト構造を提供する基礎が「ユーザビリティ」になります。一般的にユーザビリティは「使いにくさを少なくする手法」と解釈されていますが、具体的にどのような対策が必要なのかは、販売する商品や、主たる顧客によって異なります。
そのためには、サイトを訪問する顧客が、どんな行動をしているのか、どんな思考なのか、どのような価値観を持っているかを理解することが求められます。
この勉強会では、実際に参加者の皆さんが運用されているウェブサイトを題材に、顧客がどういった体験や行動を行なっているかを「ユーザーテスト」という手法によって、可能な限り可視化してみます。
そしてユーザーテストで得た体験を、日々のサイト運用に活かす習慣をお持ち帰りいただければと思います。ウェブサイトは「作って終わり」ではありません。日々課題点を見つけ出し、顧客に商品を買ってもらう創意工夫が重要です。
<講師紹介>
森川眞行(もりかわまさゆき)
UXデザイナー、インフォメーションアーキテクト、ユーザビリティスペシャリスト。大手百貨店通販カタログアートディレクターを経て、日本のDTP黎明期からコンピュータを使ってビジネスに関わる。1987年からウェブ制作を開始、大手企業のサイトデザインを手がける傍ら、個人サイトで1日10万PVのサービスを立ち上げる。制作と同時進行で、グラフィックソフトの解説本を執筆し、セミナーや講演といった教育支援事業も手がける。元多摩美術大学情報デザイン学科講師、元日本ウェブ協会理事長。