第81回「九州ECミーティング」勉強会

◇第1部 オムニチャネルで顧客満足を高める~カメラのキタムラ 店舗×ECの成功事例~

【講義内容】
オムニチャネルは大企業のもの?ECは価格競争が全て?私は違うと思っています。
企業規模に関係なく、どんな商品・サービスにこだわって、お客様に届けたいのか。その事業を始めた思いはなんだったのか。そこが重要だと思っています。

ECやSNSがない時代であれば資本の論理だった小売も、高度成長期のなんでも積めば、作れば売れる時代から、選んで買う時代に変わりました。
その中でいかにネットを活用し、顧客満足を高めるのか。そしてファンになっていただいたお客さまとつながり、継続的に利用いただき、口コミで広めてもらうのか。

ビジネスがオムニチャネル化するだけではなく、お客さまもオムニチャネル化していることを理解する必要があります。

キタムラはお客さまにとって専門店であり、地域の写真屋さんです。
いかにネットを活用するか、店舗と融合させ、お客さまの利便性をあげるか。その中で生まれた言葉が「人間力EC」です。
いままでの経験も交えて、組織・評価・経営・ITそしてお客さま視点でわかりやすくお役に立てるようなお話が出来ればと思っております。

【講師】
逸見光次郎氏

株式会社キタムラ
執行役員 経営企画 オムニチャネル(人間力EC)推進担当

1970年 東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒。
1994年 三省堂書店入社。神田本店・成田空港店等勤務。 
1999年 ソフトバンク入社。イー・ショッピング・ブックス社(現 セブンネットショッピング社)立ち上げに参画。
2006年 アマゾンジャパン入社。ブックスマーチャンダイザー
2007年 イオン入社。ネットスーパー事業の立ち上げと、イオングループのネット戦略構築を行う。
2011年 キタムラ入社。執行役員 経営企画 オムニチャネル(人間力EC)推進担当。  書店時代、誰もが同じ価格(本代+交通費)で本が買える世の中にしたいと、ネット書店の立ち上げに参画。その中で、日本の小売においては、リアル店舗を活用したネットサービスが有効であるとわかり、アマゾンからイオンへ。店舗利用者かつ会員重視のネットスーパーを構築し、グループ全体のネット戦略を追求する中で、よりネットを活用するには商品・接客の高い専門性が必要と感じ、現在のカメラのキタムラに入社。約1,300の店舗網を活用し、EC関与売上430億円(宅配119億円、店受取311億円)。店舗とネットの更なる融合「人間力EC」を進める。

—————————————————————————————-
◇第2部 アマゾン出品サービスの成長戦略と、新規機能のご紹介

【講師】
翠田有希氏
アマゾンジャパン株式会社

外資系大手消費財メーカー、経営コンサルティングを経験し、2010年アマゾンジャパン入社。
Retail事業部にて複数のPositionを経験をしたのち、2014年9月にセラーサービス事業部へ異動、消費財カテゴリーの営業開発部マネージャとしてビジネス拡大に貢献。
今年からはファッションカテゴリも総括、現在に至る。